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駄菓子屋で茶封筒に入った怪獣ブロマイドのクジや、長い糸引くと先にイチゴのあめがついているようなやつ。当たりは大きいあめだったり。
当時は他に行けるお店がなかったですからねえ。
店番のおばちゃんは怖かったし・・・ジオラマではやさしい顔つきにしましたけど。
本当は怖かったです。
照明も発光ダイオードを使い、光があたる位置も計算しています。
ポリシーとのことですが?
既製品を入れた方が、もちろん作業は楽なんですが、どうも嫌なんですよ。せっかくなら完全にしたいですから。
でも忙しいときだと6ヶ月ぐらいかかる場合もあります。
動画サイトのお話はあって無いようなもんですけど、それをシナリオ化してみました。
自由にやりたいという欲求が高まってきて。
それで、20代後半から仕事をしながら週末の休みになると2泊3日ぐらいでいろいろな地方の民家の写真を撮りに行ってました。
それで撮ってるうちにこういう風景を作ってみたいなあ・・と。
それを集める目的で地方に出かけ始めたんです。(笑)
その頃に偶然「民家巡礼」という本を読んで、日本の原風景に強烈に惹かれたんですね。
後から思うと、東京のスタジオでCMなど、最先端の技術、特撮に関わりながら、
休日は安宿に泊まって最果ての民家を訪ね歩くという対極の行動は、知らず知らずに自分の中で何かバランスを取ってたのかもしれないです。
ただ、最初は「東京にないものが地方に残っている」と思いこんでいたのですが、何年か
して、東京にもいろいろなものが残っていることに気づきましたね。
残っていますから、結構それを見て回るだけでも時間は相当かかりました。
でも、そこから最後の追い込みに入るとまたこれがしんどい。
まだ、あそこもやらなきゃ、ここもまだまだかかる、というのが実感してくると楽しむどころではなくなります。
いろんな風景を見た後、ジオラマを作ろうと思ったもののすぐには作れなくて、いろいろ悩んでて、そんな時に滝田ゆうさんのイラストを見て、デフォルメしながらもちゃんとその風情を伝えることができるんだ・・って表現方法に気が付いた。
そこからですね、イメージがきちんと湧くようになってきたのは。
世界観というか、自分が駄菓子屋なら駄菓子屋の世界に入りたい気分になるし、見る人にもそういう気持ちになってもらえればと思います。
ほら、最近姉が弟をおんぶする姿なんて見ないでしょう。
今はもうない風景なんですが、当時はいろんな写真集を見ると当たり前なんです。
そういう今はない情景を意図的に入れていくということが、伝えたい風情をかもし出す演出としている部分ではあります。
まあ、本当になんとなくですが。
これは僕自身に子供ができてからのことですね。生まれる前まではなかった人物像です。
やはり自分を取り巻く変化によって人物やストーリーも変わっていきます。
何か土地の小さい島国だからこそ、生まれた独特の文化かもしれません。
資源が少ないからこそ、モノを何かに見立てる力が優れているような気がします。
落語もそうですし・・・。
うちの子供も小さい頃はおもちゃがなくても、ただのスプーンとかを列車かなんかに見立てて遊んだりしてますからね。
そういうモノを見立てる能力はイマジネーションを育てるためには大切なんじゃないかと思います。
また、しばらく制作漬けなります。(笑)